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コラム

コブクロ『灯ル祈リ』2020年の社会と強くリンクした、現代を生きる人々に強いメッセージを与える楽曲

コブクロ『灯ル祈リ』2020年の社会と強くリンクした、現代を生きる人々に強いメッセージを与える楽曲

正義と悪、条理と不条理、良心と悪意。相反する価値観がせめぎ合う社会のなかで、それでも光を求めて生き続ける。コブクロのニュー・シングル『灯ル祈リ』は、現代を生きる人々に強いメッセージを与える楽曲だ。

コブクロ 『灯ル祈リ』 WARNER MUSIC JAPAN(2020)

前作『卒業』に続く2020年第2弾シングル『灯ル祈リ』は、福士蒼汰主演ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」主題歌。コブクロが福士蒼汰の主演作品に主題歌を提供するのは、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」(2017年)の主題歌“心”に続き、2度目となる。

人気漫画「DIVER-組対潜入班-」を原作とするこのドラマは、兵庫県警に秘密裏に設けられた潜入捜査チームを軸にした作品。 福士が演じる捜査官・黒沢兵悟は〈最強で最凶の潜入官〉と呼ばれ、容疑者を逮捕するために仲間もだまし、犠牲もいとわない冷血漢として描かれている。身分を偽りながら犯罪者に近づき、ときに悪に手を染めながら自身の正義を貫こうとするというのがストーリーの骨子だ。

“灯ル祈リ”は、ドラマの世界観と重なりながら、さらに普遍的なメッセージへと結びつけた楽曲だ。最初に聴こえてくるのは、繊細な鍵盤の音。次の瞬間、狂おしくも激しいギターが鳴り響き、〈清らかな水 運ぶ為に 汚れる水があるという〉という冒頭のフレーズへとつながる。それぞれの思惑や感情がぶつかり合い、ときには想像もしないような悲劇が起きてしまう現代。そこから目を逸らすことなく、〈生きる 意味を叫べひび割れ切った時代の影に〉という真摯な思いを叫ぶように歌う“灯ル祈リ”は、コブクロのキャリアのなかでも、もっとも重厚な響きをたたえている。感情の起伏と重なるようなメロディラインも絶品。生々しいバンドサウンド、壮大なストリングスを交えたアレンジも素晴らしい。

言うまでもなく、この楽曲の軸になっているのは、小渕健太郎、黒田俊介の歌だ。優しく、繊細な表情を感じさせる小渕の歌声、そして、力強い生命力を響かせる黒田のボーカルを通し、すべてのフレーズが聴き手に直接手渡され、〈1対1〉で向き合う感覚こそが“灯ル祈リ”の根源的な力につながっているのだと思う。

この楽曲に関して福士蒼汰は「この曲を初めて聴いたとき、小渕さんの冒頭の優しくて柔らかな歌いだしと、黒田さんの太く勢のある 歌声に聞き惚れてしまいました。また、〈届け〉〈見てろ〉など、歌詞の言葉ひとつひとつに力強さを感じ、1ワードの熱量が高い曲だなと思いました」というコメントを寄せている。

また、コブクロの二人は、「今、世界中が、誰も経験した事の無い不条理と向き合わなければならない状況に晒されて、僕も立ちすくみました。その最前線の不条理の中で今日も戦っている人達が居るのに、自分に何が出来るのか? 祈る事。それは無力かもしれない。でも、祈る事でしか見えないものや、届かない力もあると思うんです。 その小さな灯は、生き方や暮らしを変え、いつかこの空を明るく照らしてくれると信じています」とコメント。“灯ル祈リ”が2020年の社会と強くリンクしていることを明らかにしている。

“桜”、“蕾(つぼみ)”、“陽だまりの道”など、数多くの名曲を生み出してきたコブクロ。届けてきたメッセージ、思いは曲によって異なるが、その根底にあるのは、今を必死で生きている人々に寄り添う姿勢、そして、決して現実から目を逸らさず、リアルな感情を楽曲に刻み込む覚悟だと思う。“灯ル祈リ”にも、そのスタンスは貫かれている。先が見えない現状のなか、多くの人々が〈どこかにあるはずの光〉を探し続けている。この楽曲に込められた〈どんな状況でも、必ず希望はある〉という真っ直ぐで力強い思いは、現代を生きる人々の心を打ち、前向きなパワーを与えてくれるはずだ。

2018年末に初のコンプリートベスト『ALL TIME BEST 1998-2018』をリリース。翌年3月からは20周年を記念した全国ツアー「KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY  TOUR 2019 “ATB”」を開催するなど、アニバーサリーイヤーを彩る活動を繰り広げてきたコブクロ。2020年に入ってからも、シングル『卒業』、そして今回の『灯ル祈リ』をリリースするなど、精力的な活動を継続している。20周年という節目を超えて、新たな充実期に向かいはじめたコブクロ。時代や流行を超えた彼らの歌はここから、さらに深みを増していくことになりそうだ。

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