音響感覚とIDMを咀嚼したジャズなら間違いなくゴーゴーペンギンが筆頭、でも遡れば当然辿り着く北欧のフューチャー・ジャズ、そしてE.S.Tだろう。ESTの核であったエスビョルン・スベンソン亡き後、ビートを繰り出していた屋台骨の二人も追ってしかるべき、そして、フューチャー・ジャズ一番地のピアニスト、ブッゲ・ヴェッセルトフトがトリオを組んだら、そりゃぁもう聴かない手はない。そんな期待を受けて宇宙へ旅立ったリムデン、いまだに宇宙を航海中というではないか。2001年宇宙の旅、よりスペイシーに、よりダイナミックに、そしてよりリリカルに、段違いの説得力を見せつける。