ウディ・ショウ、ジョー・ヘンダーソンをフロントに据えたニール・スウェインソンの88年作品が復刻。70年代、フュージョンやクロスオーヴァーの流行以降も硬派にストレートなジャズを貫き通したウディ・ショウ。1989年、44歳という若さでこの世を去ってしまったのが余りにも惜しい、彼の力強いパフォーマンスが光る後期の名演。ピアノ・トリオをバックに、ジョー・ヘンダーソンとの2管の相性は抜群で、ウォームかつ骨太な音色で実に爽快な演奏を繰り広げている。ショウのリーダー作かの如く語ってしまったが、収録曲はほぼスウェインソンのオリジナルで、そのコンポジションも見事だ。