ミナス発ジャズ・フュージョン、プログレ風な音楽をコンセプトに独自の音楽を展開する一作。主人公はドラマーのフラヴィオ・ディアス、ピアノ&キーボード、ギター、ベース、パーカッションなどミナスの音楽シーンから総勢10人の優秀なミュージシャンが参加した豪華な内容。そのサウンドは欧米のジャズ・フュージョン系の音と違って、ジャジーな要素が多くはないが、駆使する楽器の巧みさゆえ、バラエティー豊かな楽曲が揃っている。グルーヴィーなビートで疾走してゆく“Portal”、キーボード・ワークが光る“Corona Virus”等々ミナス・ジャズの現在形を伝えてくれる。