改名後初のフル・アルバムは、スカコア調の“After School Party!!”という、かつての名を思わせる曲で始まる。歌詞はパーソナルな方向に振れつつ、卒業ソングや学園モノもあるが、そこでも別れや孤独、葛藤を掘り下げて、その先の未来を見通す。かつて十八番だったダンサブルな打ち込みも時折入れつつ、強靭でいてしなやかな演奏のグルーヴ感を愚直に追求しており、バンドとしての誠実な佇まいが印象的だ。