COLUMN

これまでのドラゴンフォースの道程をディスクと共に追いかけるぜ!

DRAGONFORCE 『Maximum Overload』 Part.2

 ここではドラゴンフォースの歩みを振り返ろうではないか! 99年に前身のドラゴンハートを結成するも、同名バンドからクレームが入り、名を改めて2003年作『Valley Of The Damned』でアルバム・デビュー。〈メロディック・スピード・メタル=暑苦しい〉というイメージを覆し、爽快な歌メロでメタラーの度肝を抜くことに! 続く2作目『Sonic Firestorm』(2004年)では、ブラック・メタル畑出身のドラマーを迎えてブラスト・ビートを導入。バンドの代名詞とも言える、人間の限界を超えた音速級のスピードがここで確立されるのだ! そしてロードランナーに移籍し、〈速さは正義!〉の精神で作り上げた2006年の3作目『Inhuman Rampage』にて、歌メロとテクニカルな演奏を見事に合体。1~2作目をイイトコ取りした同作は、UK本国のみならずUSでも旋風を巻き起こすのだった。

【参考動画】ドラゴンフォースの2006年作『Inhuman Rampage』収録曲
“Through The Fire And The Flames”

 

 もちろん、彼らの勢いはまだまだ止まらない! 2008年作『Ultra Beatdown』では〈メジャー・コード禁止〉なるルールを設定し、さらに、各曲にミディアム・テンポのパートを設けることで持ち前の速さをより強調してみせたのだ。ところで、ドラゴンフォースのギグと言えばメンバーがステージ中を駆け回ることで知られているが、そのぶん演奏がそっちのけになってしまい、一部で不評を買っていたのも事実。だが、会場の規模がデカくなるにつれて彼らはライヴの腕前も上げ、その成果を自身初のライヴ盤『Twilight Dementia』(2010年)でアピールする。こうして欠点を克服した矢先、突如ヴォーカリストのZP・サートが脱退。もはや快進撃もこれまでか……と思われたなか、2012年に5作目『The Power Within』を発表する。アングラハロウィンを愛するメロスピ狂いの新フロントマン、マーク・ハドソンとの相性の良さは言わずもがな。胸を撫で下ろしたファンも多かろう。現ラインナップで2枚目となる『Maximum Overload』ではどんな進化を遂げているのか、リリース日が待ちきれない。

【参考動画】ドラゴンフォースの2012年作『The Power Within』収録曲“Cry Thunder”

 

▼ドラゴンフォースの作品

左上から、2003年作『Valley Of The Damned』、2004年作『Sonic Firestorm』(共にNoise)、2006年作『Inhuman Rampage』、2008年作『Ultra Beatdown』、2010年のライヴ盤『Twilight Dementia』、2012年作『The Power Within』(すべてRoadrunner)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

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