映画「リメンバー・ミー」の主題曲を歌ってた女性シンガーと言えば覚えてる方も多いのではないか。7曲目はそのセルフ・カヴァー。近年は中南米の伝統音楽に焦点をあてた素晴らしい作品を連発しているナタリア・ラフォルカデだが、元々は18歳でバカ売れデビューを果たし、アイドル的キュートさを備えながらも攻めたポップ曲を作るSSWとしての評価も高かったメキシコのポップアイコン。そんなナタリアの新作は前作に続きメキシコの伝統曲から往年のヒット曲、オリジナル曲で構成。伝統を尊重した歌唱、生音による伴奏には懐かしい心地よさがあり、可憐な歌声が新味となり〈古くも新鮮〉な音楽として聴かせてくれる。