岸和田のラッパーのサード・アルバムは、DJ AKと自身のプロデュース曲が全編を占める一作。ほのかにイナタく響くサンプリングのビートは、シンプルなループに味あり。アーシーなギターとハープのサンプルがこびりつくトラックで、STANCE & DN PALOなる2人と泥臭くマイクを回す“FNS(Remix)”や、〈時代の流れに背を向けながら明日も歌詞を書く〉との歌サビがハマる“Die Hard”などを収録。