〈ドラマチック・ラップミュージック〉をテーマにした楽曲などでネット上の話題をさらってきたフィメール・クルーによる初アルバム。メタル調のギターにクラシカルなアンサンブル、トラップから4つ打ちまでのビートが入り乱れるトラックに、三者三様のラップ/ポエトリー/歌を交錯させて、過剰な情緒&情報を詰め込んだストーリーを描いている。アグレッシヴな音の狭間で可憐なメロディーを聴かせる“Fizzy Fizzy”の軽みもまた素敵。