90年代半ばより活動するワシントンのDJ/プロデューサーが放ったこの初フル・アルバムは、グローカル・ビーツ好きのツボを激しく刺激する一枚。インド歌謡×レゲエのトースティング、バルカン・ブラス×中央アジア的なチャントなど、多彩なアイデアで聴き手を圧倒します。終始ダブワイズを効かせていて、フレッド・ロックスによるルーツ・ロック名盤『Black Star Liner』をグッとモダンにしたような印象を受けました。