デトロイトのポスト・パンク・バンドがデビュー10年を突破して新作をリリース。砂漠をメタファーにしたタイトルが仄めかすように、この期間に母親を亡くしたフロントマンのジョー・ケイシーは、痛みから始まって、やがて事実を受け入れて前進するというプロセスを作品そのものの流れに反映しているようだ。より感情的に、ダイナミックに進化したサウンドにブッ飛ばされる。