北村蕗がニューシングル“ignorant bird”を本日7月28日にリリースした。

山形出身、2023年4月から東京に拠点を移してライブ活動をスタートさせた弱冠20歳の音楽家・北村蕗。2023年3月に梅井美咲をフィーチャーしたファーストシングル“amaranthus”をvaseからリリースしたばかりで、矢野顕子やジョニ・ミッチェルを彷彿とさせる新進気鋭のアーティストとして一部のリスナーから注目を集めている。

そんな北村蕗が、セカンドシングル“ignorant bird”をリリースした。同曲は、2022年9月に来日公演をおこなったイギリスの音楽家、エマ・ジーン・サックレイ (Emma-Jean Thackray)のライブパフォーマンスに刺激を受けて、〈踊れる音楽を創り出したい〉という純粋な思いがきっかけになって生まれたという。

“ignorant bird”は、rei harakamiを思わせるサウンドスケープのイントロから一転、厚みのあるイーブンビーツとウーリッツァーの音色が美しく反響する中、独特にグルーヴする北村蕗のボーカルがミックスされた、新たな形のダンスミュージックになっている。

そして、歌詞は、言葉数が少ないないながらも、〈ignorant bird〉というメタファーを巧みに用い、自由であり無邪気な〈本能〉と、対照的な〈理性〉の狭間の心情を巧みに描き出し、自己との対話と自己理解の旅に誘うようなテーマのもの。

北村蕗が自ら描いたアートワークは、タイトル〈ignorant bird〉を鳥のイメージでは示さずに、独自の視点からメタファーとして捉えているという。視覚的な表現でも、彼女の独自性を感じさせる作品だ。

来週7月30日(日)には、日本最大級の音楽フェスティバルであるFUJI ROCK FESTIVAL ’23のROOKIE A GO-GOに出演する。当日は、”ignorant bird”をリリース後初めてライブで披露する予定だそうだ。

ジャズやR&Bなどを血肉化したシンガーソングライターやマルチ奏者としての才能と、DTMによる自由なトラックメイキングの魅力にあふれた北村蕗の録音作品。それだけでなく、ライブ現場での歌や鍵盤のプレイも強烈だ。今年はDJもおこなっていくそうで、今後の活動から目が離せない要注目のミュージシャンである。

 


RELEASE INFORMATION

北村蕗 『ignorant bird』 _utter_ur(2023)

リリース日:2023年7月28日
品番:_utter-001
DL販売価格:153円
配信リンク:https://linkco.re/NEsF31tY
Apple Music/iTunes Store/Spotify/Amazon Music/YouTube Music/LINE MUSICなど各音楽サービスより配信

■ignorant bird
作詞:北村蕗

思ってた以上こぢんまりとした部屋に小夜
ガラスとマラケシュの夢交互に来る月祭り

思ってた理想郷メランコリー演じたい
分け隔てずに飛び立てると金色の穂装ったり

思ってた以上こぢんまりとした部屋に小夜
ガラスとマラケシュの夢交互に来る月祭り

分け隔てずに飛び立てると金色の穂装ったり

 

LIVE INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL ’23
2023年7月30日(日)新潟・苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com/artist/detail/6183

440 presents uchuu in the four forty
2023年8月2日(水)東京・下北沢 440
http://440.tokyo/events/230802

こいけ企画〈ぼうろ〉
2023年8月19日(土)東京・神保町視聴室
http://shicho.org/2023/08/1_230819

SARO × 和久井沙良 × 梅井美咲 と,北村蕗
2023年8月24日(木)東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
http://haremame.com/schedule/75422

東北HAPPY HOLIDAY 2023
2023年10月22日(日)宮城・仙台市西公園
https://tohokuhappyholiday.jimdo.com

 


PROFILE: 北村 蕗(きたむら ふき)
音楽家。山形県出身。作曲、ピアニスト、シンガーソングライター。自然と体が揺れる音楽が好き。DJ、映像音楽、絵を描く、英語、などなど勉強中。何にでも興味を抱いて、自分にもできるんじゃないかと思ってしまう。