女性ヴォーカル/ギターがフロントに立つオーストラリアのインディー・ロック3人組の3作目は、リスナーを圧倒する強烈な個性よりもポップソングとしての聴き心地の良さを追求した曲が並ぶ。80sネオアコを連想させるサウンドは90sオルタナの轟音がアクセントに。ラストを飾るピアノ・バラードも奇を衒わず、男性シンガーとのデュエットという王道に真正面から取り組んでいる。