プレートルの生誕100周年記念企画の一環として、同時発売の“新世界”と共に若き日の旧EMI時代の録音がリリース。この“オルガン付き”は1964年の収録で、当時のパリ音楽院管弦楽団を指揮したスケール感大きい名演。これまでCD時代でも復刻の頻度が低いと思われるが、後の再録音盤と比較しても興味深い音源ではないだろうか。しかも作曲家・オルガニストとして著名なモーリス・デュリュフレ(1902-86)との共演。会場のプレゼンスを活かした録音は、今回アナログ・マスターから192kHz/24bit後にマスタリングを行った高音質化により見事なまでに当時の音色が蘇っている。手触りの演奏感覚も嬉しい。
ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre)『サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」、組曲「動物の謝肉祭」、プーランク:組曲「典型的動物」』若き日の名演が当時の音色で蘇る
GEORGES PRETRE , PARIS CONSERVATOIRE ORCHESTRA
『サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」、組曲「動物の謝肉祭」、プーランク:組曲「典型的動物」<タワーレコード限定>』