エラ~ニーナ~ディーディーの系譜と言ったら叱られるだろうか、黒人女性ヴォーカルの〈メインストリーム〉を歩くリズ・ライトの8枚目のリーダー作品。アンジェリーク・キジョー、ミシェル・ンデゲオチェロ、ブランディー・ヤンガーの参加が彼女の今の〈立ち位置〉を示している。公開されているPV“Sweet Feeling”もブルージーなグルーヴがたまらない。絶対にアナログ盤で鳴らしたい内容だ。キジョーとブランディー・ヤンガーが加わった“Your Love”は、広い音楽ジャンルを包括して醸造して、今の感性を表出した一曲。年齢的にはノラ・ジョーンズ世代だ、余裕綽々の脂が乗りきった歌が金色のディスクから流れ出る。
リズ・ライト(Lizz Wright)『Shadow』絶対にアナログ盤で鳴らしたいブルージーなグルーヴがたまらない
ジャンル
ジャズ