ニック・ロベットによるユーベットが作り上げたデビュー・アルバム。内観的な言葉選びが目立つパーソナルな歌詞は、機知と皮肉が絶妙に混じり合っている。複雑な感情をシンプルな言葉で表現する手法はパティ・スミスやフィービー・ブリジャーズに通じる。フォークやロックを軸に、軽やかさとヘヴィネスを自由に行き来するアレンジが光るサウンドも聴きどころだ。