トロンボーン奏者コンラッド・ハーウィッグが手がけるラテン・サイド・オブ~シリーズの最新作はマッコイ・ターナーを取り上げる。ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィス、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックやジョー・ヘンダーソン、前作ではチャーリー・ミンガスなどを取り上げてきた。いわば、ジャズ史におけるラテン・サイドにフォーカスしてきたシリーズだ。これはラテン化ではなく、ジェリー・ゴンザレスのフォート・アパッチ、リブレ同様、ジャズにはクラーヴェが本質的に備わっていることを示すプロジェクトだ。今回のマッコイの企画にはエディー・パリミエリが参加している。日本から見た米国ジャズ史にはラテンが足りなさ過ぎる。
コンラッド・ハーウィッグ(Conrad Herwig)『The Latin Side Of McCoy Tyner』ジャズ史のラテンサイドを示すプロジェクト、新作はマッコイ・タイナー
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ジャズ