サックス奏者のジョン・ヘンウッドとドラマーのタッシュ・キーリーというユニークな組み合わせによるロンドンの男女2人組。全曲ライヴ録音されたこのデビュー作は、ディストーションのかかったヘヴィーなサックスと自由で激しいドラムを中心にしつつ、ジャズ/フュージョン、クラブ、メタル、サイケまでを飲み込んだジャンルレスなエクスペリメンタル・ロック。テクニカルかつ初期衝動溢れる演奏が見事にパックされており、その魅力がダイレクトに味わえる作品だ。プロデュースはフォンテインズDCやブラック・ミディらを手掛けてきた、スピーディ・ワンダーグラウンド主宰の名匠ダン・キャリーが担当。