ストームジーやポッター・ペイパーを擁する英デフ・ジャムが新たに送り出したのはドラムンベース主体の新人……ではなく、ノッティンガムを拠点に短くないキャリアを誇るラッパー。当初はハウスやグライムに乗ってイグザンプル的な振る舞いを見せていた人だが、エグみのある鋭いフロウは確かにファストな楽曲向けでドラムンベースがよく似合っている。大半を手掛けるシェイプスとボウが疾走感のあるビート捌きを見せ、トドラTも参加の表題曲やチェイス&ステイタス製の“Ten Toes”、ルディメンタル、ウィルキンソンといった豪華な援護の顔ぶれもバッチリ。もう一段上に行きそうな予感もする。
Bru-C『Family Only』ルディメンタルも参加 ファストな曲向けのエグみある鋭いラップがドラムンベースによく似合う
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