イギリスのデュオが3年ぶりとなるアルバムをリリース。ひとつひとつの音が温かい質感を持ち、ヴィンテージ的な雰囲気を醸している。音数を抑えたミニマルなプロダクションも特徴だ。強いていえばメトロノミーの『Nights Out』を想起させるポップソングが多い。自身の人生について歌った歌詞は思慮深さが際立ち、歳を重ねることのおもしろさが滲む。