近年のジャズ・シーンにおいても異才を放つミュージシャンを多く排出してきたブラジル・ミナスのシーンから、アントニオ・ロウレイロ、ハファエル・マルチニらに続く才能として注目されているダヴィ・フォンセカの2作目。地元のコミュニティで活躍する総勢21名ものミュージシャンを楽曲毎に異なる編成で配置し、クラシックやジャズ、母国ブラジルの音楽など、彼の音楽的ルーツの深さを強く感じさせる1枚。M1、M2などパーカッションを主体としたリズム構築がブラジルらしさを表現しており、自身のルーツや地元の音楽シーンに対する強いリスペクトを感じさせる作品となっている。