ボカロPのユリイ・カノンが小説と共に展開する音楽プロジェクトの新作は、2人の少女を主人公とする〈生と死〉にまつわる物語と連動した楽曲集(CDに文庫本を同梱)。Junaとmido(THE BINARY)による感情をぶつけ合うようなツイン・ヴォーカル、手数多めで突っ走るバンド・サウンドの疾走感と焦燥感が青い心を揺さぶり、小説に触れずともカタルシスをもたらしてくれる。