ジョン・バティステへの客演で2022年にグラミーの栄誉に浴するものの、同時期にはリーダーのベニー・ピートを病で失うという不幸にも見舞われた彼ら。この8年ぶりのフル・アルバムはそのベニーに捧げた一枚で、セカンドライン・ファンクの本領というべき賑々しい音を天に放つ。ラストはアル・グリーン“Let’s Stay Together”を切々と歌い、余韻を残して終幕する。