カナダ人DJ/プロデューサーによる4年半ぶり6作目がソウルワックス主宰レーベルから到着。表現の幅を広げた前作のコラボから一転、レーベルを移して完成させた本作はテクノ〜エレクトロ路線のトラックとスポークン・ワードを融合させたスタイルに原点回帰している。メロディアスなヴォーカル・トラック“Sexy Clown”や先行カットのダーク・エレクトロ“Y.A.A.M.”、インダストリアルなビートでアグレッシヴに攻める“Contrarian”など多種多彩に展開。充満したエネルギーをしっかり内側に宿し、実験的であると同時にポップネスを成立させているバランス感覚はやはり見事だ。