フィリー出身のハイチ系シンガーによる2年ぶりの新作。内容は前作の延長線上にあり、ギヴィオンに通じるバリトンとエイコンにも似た加工風の声でクリス・ブラウンと共演したアフロビーツを含めてポップでエッジーな曲を歌う。ケラーニとデュエットし、ワーレイやミーク・ミルのほかナイジェリアの気鋭とも相見えてUS R&Bの枠を超え、ハイチ・ルーツも滲ませた好作だ。