フランク・ザッパやキャプテン・ビーフハートの諸作のように妖しい魅力を放つ鬼才SSW:ピーター・アイヴァースの1stが再発された。ジム・オルークや坂本慎太郎も敬愛する彼は、デヴィッド・リンチ監督映画「イレイザーヘッド」の音楽を手掛けるなど時代のエポックメイキングとの接点も伴うカルト/アウトローで稀有な存在。本作はジャズ~クラシック畑で活躍していた盟友達とのバンド名義での1969年作品。当時のロック・シーンでは極めて異質で独創的かつ自由度の高い(カルト)名盤。深化を極める原点であり、サイケデリック且つアヴァンギャルドなのに人懐っこい。ええやんええやん。