エジンバラの騎士たちの残したヒット・シングルの数々が日本独自盤に集大成! 青春のアイドルは永遠なのだ!
“Bye Bye Baby”が6週間連続で全英1位を獲得してから50年、そして本邦アルバム・デビューから50年……70年代半ばの数年間に凄まじい瞬間最大風速を巻き起こした〈タータン・ハリケーン〉ことベイ・シティ・ローラーズ。タータンチェックの衣装をトレードマークに、当時の日本でも猛烈なアイドル人気を誇った彼らの節目を祝して、このたび日本独自編集のシングル集『Greatest Story - Japanese Singles』がリリースされた。
このバンドが誕生したのはスコットランドのエディンバラ。もともとアラン(ベース)とデレク(ドラムス)のロングミュアー兄弟やノビー・クラーク(ヴォーカル)らが65年に結成したサクソンズというバンドが母体となり、68年にベイ・シティ・ローラーズに改名。ベルと契約して71年のシングル“Keep On Dancing”でデビューし、これが全英9位を記録した(日本盤シングルは72年)。その後フロントマンがレスリー・マッコーエン(ヴォーカル)に交替し、エリック・フォークナー(ギター)、スチュアート“ウディ”ウッド(ギター)も前後して加入、黄金時代の5人体制が整っている。
その編成で発表した74年のファースト・アルバム『Rollin’』は全英1位を記録。そこから翌75年に届けたのが先述の“Bye Bye Baby”だ。彼らのファンはビートルマニア(ビートルズの熱狂的ファン)に準えて〈ローラーマニア〉と呼ばれるようになり、その熱は日本など海外にも波及。絶頂期の76年には“Saturday Night”が全米No. 1を獲得し、同年には初の来日ツアーも実現している。
今回登場の『Greatest Story - Japanese Singles』では、先述の“Keep On Dancing”からアダルトに様変わりした78年の“Another Rainy Day In New York City”までの全シングルAB面曲を完全収録(初CD化のMONO音源もあり!)。ボートラとしてノビーの歌う“Saturday Night”の初期ヴァージョンや、ザ・ローラーズに改名後の曲なども追加収録。さらにはシングル盤19枚のジャケットを掲載したブックレットやMV集(2004年に日本で出ていたDVDの復刻)まで付いてくる豪華な仕様だ。
もちろんファンならずとも彼らの魅力は十分に伝わるはずだ。いま聴くとアイドル性の高さと同時に若々しい歌や演奏が叩き出すパワー・ポップとしての機能性は明白だし、メロディアスなヒット群については無意識に聴き親しんでいる人も多いのではないかと思う。ラモーンズからチェッカーズにまで影響を与えたタータン旋風のポップな楽しさをこの機会にぜひ追体験してみてほしい。
