2021年に京都で結成された4人組の2作目。シューゲイザー~ドリーム・ポップの系譜にある、淡い夢幻の景色が立ち昇るようなプロダクションが秀逸だが、それに留まらない蒼さや輝きの表出が大きな魅力だ。前作からビート面の強化・進化が著しく、抑制の効いた男女のユニゾン・ヴォーカルに漂う、スーパーカーに通じる気怠く甘いポップネスやシニカルさもたまらない。すでに香港でのワンマン・ライヴを成功させるなど海外でも支持を集める彼ら。香港やタイなどでシューゲイザー系の良作が続いているが、その潮流と共振し、ゆくゆくはアジア圏のシーンを牽引する存在にもなりそうだ。