マスタークラフト、ブリブリな低音と変則ビートのロッキン・エレクトロが炸裂&ジョナサン・ベイツらゲストの強烈な声が躍動する7年ぶり新作

2016.08.09

ジェシーデス・フロム・アバヴ1979を復活したので、彼がプロデューサーのアル・Pと組むマスタークラフトの活動も終了か……と思われたが、7年ぶりのアルバムが突如お目見え。パンク出身の彼らがワイワイ盛り上がるためだけのフェス仕様なEDMに迎合するはずもなく、スネアが暴れまくる冒頭曲から、ブリブリの低音と変則ビートのロッキン・エレクトロな波状攻撃で、リスナーの鼓膜をブチ抜いてくる。また、ジョン・レジェンドらの参加でも話題を呼んだ前作と同様、今回もゲストの強烈な〈声〉が躍動。ビッグ・ブラック・デルタことジョナサン・ベイツや、GSLのオーナーでもあるサニー・ケイの存在感に圧倒されつつ、とりわけイアン・スヴェノニアスネイション・オブ・ユリシーズ)の悪魔のような囁きヴォイスには背筋が凍った。さらに、コンヴァージジェイコブ・バノン客演曲も大きなサプライズ。臨界点を超えたその叫びは、このコンビの反骨精神を浮き彫りにしている。

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