世界中に衝撃を与えたデビュー作から10年。2006年に活動休止するも2011年に復活宣言してライヴ・パフォーマンスを解禁していた激烈ガレージ・ロック・デュオが、デイヴ・サーディをプロデューサーに迎え、ついに2作目をリリースした。休止中にはジェシーF・キーラーはファム・ファタールやマスタークラフトとして、セバスチャン・グレインガーはソロ名義でそれぞれ作品を発表するなど不在感こそなかったものの……やはりこのカタルシスを求めていたんだよ! カオティックに走りながらタイトにキメるドラムス、歪んでウネってけたたましく響くベース、そして暴力的なそれらの要素と相反するポップなメロディー――期待通りというか、顔がにやけてしまうほど変わらないサウンドが満載!
DEATH FROM ABOVE 1979 『The Physical World』
Last Gang/HOSTESS