エレクトリックリボン
満を持してファースト・アルバムが完成!!!

誕生は2007年。当時のPerfumeを中心としたテクノ・ポップ~ガーリー・エレクトロの波に乗って注目を集め、以降はいわゆる〈アイドル戦国時代〉の余波を多少なりとも受けながら、約10年の歴史を刻んできたエレクトリックリボン。ソロ・ユニットとして始まった頃のメンバーはもういませんが、ゆえにフレッシュ、そしてイイ曲、イイ音を聴かせるという点にブレはナシ。2015年秋にタワレコ内アイドル・レーベルの箱レコォズ入りし、2016年の春からは現在の3人体制で活動してきた彼女たちが、このたびついにファースト・アルバム『YEAH!!!』をリリースしました!
erica「ファンの皆さんが待ってくださっていた初めてのアルバムなので……そうですね、みんなのために作ったアルバムっていう気持ちもあります。昔の曲も現在の3人で歌い直したり、3人体制になってからライヴでのアレンジも変わって、昔からのファンの方もそれに慣れてきた段階でアルバムという形にできたのはすごく良いタイミングだなと思います」
nagisa「ファンの方に、〈新しくアレンジが変わってたけど、ハキハキしてて良かったよ〉って言われたんです。私はエレクトリックリボンでは過去最年少のメンバーということになるので、少しでもフレッシュさをグループに足せたらいいなって思ってたから、〈ハキハキしてる〉って言ってもらえたのがすごく嬉しくって」
pippi「私はもともとエレクトリックリボンをファンとして観ていた側だったんですけど、この前iPodをシャッフルで聴いてたら、たまたま昔の“波音チューニング”といまの私たちが歌う“波音チューニング”が続けてプレイされて、改めて〈この曲に参加できてるんだ!〉って、電車の中でポロポロっときちゃいました」
erica「ちなみに今回も私がジャケットのデザインをしていて、そういうことができるようになったのも3人になってからですね。そこは非常に大きいところかなって」
pippi「“STAR TEAR”の振付をnagisaが担当してたり、メンバーで何かを考えて作るというのは多くなりましたね」
アルバムには、その“波音チューニング”をはじめとする再録/リエディット曲のほか、現体制でリリースしたシングル、そして書き下ろしの新曲ももちろん収録。なかでも、つるうちはなをはじめとする新たな作家陣を起用した近年の楽曲では、これまでのエリボン色とはまた違ったスタイルを描き出している。
erica「もともとエリボン自体はエレクトロ寄りの音をやるユニットとして始まったんですけど、新曲ではいわゆるAORって言うんですかね、ポップス寄りになってきたっていう印象がありますね」
pippi「リード曲の“カンパイ☆スターライト”も最初に聴いたとき、レインボーブリッジを眺めながらドライヴしてるような気持ちになりました(笑)。あと、個人的に80年代とか90年代のアニソンが好きで、例えば『ドラゴンボール』のエンディングテーマだった “ロマンティックあげるよ”みたいな……そういうちょっと懐かしいキラキラ感みたいなものが、新曲の“そよ風のKISS”とかにはあってキュンとします」
nagisa「どちらかというとイマドキのアイドルっぽくはないですよね。これはもう、エレクトリックリボンしかできない曲っていうことで嬉しいですね」
さらには、それぞれが過去のナンバーをソロ・ヴァージョンとして披露したボーナス・トラックもお楽しみ。3人というミニマルな編成だけに、個々の表現力や歌唱力は大所帯に比べてより求められるわけですが、そのあたりの頼もしさをここでも窺い知ることができ……というところで、3人が普段どんな音楽をどんなところに注目しながら聴いているのか訊いてみました。
erica「やはり〈声〉で聴きますね。最近だと星野源さん。最近というか実は古参で、SAKEROCKのライヴもよく観に行ってたんです。星野さんは歌声がやわらかくて、それでいて声量もあるし、芯もあるし、ヴォーカリストとしてすごく尊敬しています」
nagisa「私は通学中もずっとエレクトリックリボンの曲しか聴いてなくて……でも、グループに入ってからは他のアイドルさんの曲もよく聴くようになりました。いろいろ聴いて表現の参考にしています」
pippi「私もアイドルを始めてからは〈アイドルの表現力ってどういうものなんだろう?〉っていう耳でいろいろ聴くようになりました。もともとハロー!プロジェクトさんが好きで、皆さん力強い歌い方をするじゃないですか。可愛く見せてるだけがアイドルじゃないんだな、その答えはひとつじゃないんだなって、すごく感じていますね」
ericaが客演した作品。
『YEAH!!!』参加クリエイターの関連作を紹介。
足掛け10年に及ぶエレクトリックリボン史……のうち、いま聴けるのはこちら!
創設メンバーにしてトラックメイクも行うasCa、2010年に加入したNAOMiのコンビで活動休止状態だったところから、前年にericaが加わって活動再開。その第1弾としてリリースした初の全国流通ミニ・アルバム。今回の『YEAH!!!』でnagisaがソロ歌唱する“ガーリーソング”のオリジナルも収録されています。
ミニ・アルバムから1か月で登場したシングル。『YEAH!!!』でも再録されているタイトル曲はトリオ時代を代表する人気ナンバーで、往時のテクノ・ポップ・ムードをいい具合に残しつつオリエンタルなメロディー展開もキャッチーな出来映え。カップリングには“ときめきスタイリッシュ”なども。
DVD付きでリリースされたシングル。表題曲はアレンジの異なる〈lady edit〉〈girls edit〉が収録され、大人っぽさと可愛さの両面からアッパーに迫ってくる。『YEAH!!!』でericaがソロ歌唱しているメロディアスな佳曲“愛のアカシ”のオリジナル・ヴァージョンはこちらに収録。
メロウな哀感と明るさを湛えた表題曲はAzumiを加えた4人編成で録音されるも、リリース直前にはNAOMiの卒業が発表……と激動の時期に世に出たシングル。歌唱メンバーの異なったカップリング曲も当時の状況を窺わせる。しかも本作から2か月後にはAzumiも脱退することに……。
新メンバーのpippi、chiaki、natsukiを加えて過去最大の5人組となり、タワレコ内の新レーベルから放った心機一転シングル。リリース前に脱退を発表したasCaの置き土産とも言える“good bye party”、さらに“ガーリーソング”のリミックスというカップリングも聴きどころだろう。
nagisaの加入、chiakiとnatsukiの脱退という事態が重なって現在のトリオ体制で再出発。ライヴ会場限定シングルで発表した“カンパイ☆スターライト”に続く箱レコォズでの第2弾シングル。花とポップス所属のあーたが表題曲を、つるうちはなが“STAR TEAR”をそれぞれ手掛けた、品のある名曲たち。
Negicco
堂島孝平と手合わせした楽しいニュー・シングル!!!

毎度楽しく、賞味期限〈ながモチ〉なポップソングを届けてくれるNegicco。2016年もシングル“矛盾、はじめました。”(作詞:土岐麻子、作曲:さかいゆう)でぐっと大人っぽさを匂わせ、その雰囲気を持ち込んだアルバム『ティー・フォー・スリー』と、また新たな一面を見せてくれました。
Nao☆「何年前かだったら〈まだ早いよ〉って言われるような楽曲も歌わせてもらうようになったんだって、そういう実感を噛みしめながら作ってました」
Megu「歌詞とか曲のニュアンスにもすごく共感できる部分が多かったですし、ライヴで歌うとすごく感情が込み上げて……歌をより丁寧に歌うようになりましたね。Negiccoにとってステップアップになった一年でした」
Kaede「このアルバムを出したことで女性のお客さんが増えてきたのが手応えとしてあって、そういうところにも響く作品になったのかなって嬉しく思います」
という収穫〈大アリ〉だった一年の締め括りは、シングル“愛、かましたいの”。こちらもアルバムの延長線上にあるアダルト路線かと思いきや、彼女たちの人懐っこいキャラを押し出した、ノヴェルティー・ソング的ニュアンスを盛り込んだナンバー。作詞/作曲を手掛けた堂島孝平と、彼の作品でも好タッグを組んでいる編曲の石崎光(新潟出身!)が、〈みんなが聴きたいNegicco〉を見事に演出!
Nao☆「堂島さんは〈NEGIFES〉にも出ていただいてますし、私たちのパフォーマンスを観たうえで、Negiccoがすごく楽しく歌ってる感じの曲を作りたかったって言ってました。レコーディングには、忙しいなか博多から新潟まで、おみやげに明太子を持ってきて来てくださったんです。歌入れで、たとえばAメロの〈本当に私といたいの だまっているけど〉っていうところを堂島さんが歌っているデモのように普通に歌ってたら、〈ほんとぉにぅわたしといたいぬぉ♪〉って感じで歌ってって言われて、大丈夫かな?と思いつつやってみたら、めっちゃイイよ!って誉めてくださったり(笑)。Negiccoは怒られるとヤル気なくすタイプなので、うまく調子に乗せていただきました(笑)。いろんな歌い方を試したりしたので、レコーディングの時間はかかりましたけど、とにかく楽しかったし、すごくイイ気分でした(笑)」
Megu「歌い方に関してはいろんな提案もしてくださって、〈それはダメ〉っていうんじゃなくて、〈こういうふうに歌ったらイイかも〉って優しい口調で言ってくださるんです。あとは〈Meguならできる、Meguならできる!〉って松岡修造さんみたいに熱く言ってくださったので(笑)、がんばろうっていう気持ちが高まりましたし、歌録りというよりは楽しく会話していた感じですね。あとは、かえぽがずっとモジモジしてて。堂島さんのことすごく好きなの伝わってきたので、会話も私を介してする、みたいな(笑)」
Kaede「思い出すだけでドキドキします(笑)。すごく緊張したし、出来上がった音源を聴いても、緊張してるなあって。堂島さんのライヴを初めて観たのは、何年か前の〈YATSUI FESTIVAL〉だったんですけど、曲の良さももちろん、お客さんをどう楽しませるかっていうことをものすごく考えられてる方だなあって、一気にファンになったんです。それから堂島さんのアルバムをたくさん聴いていたので、今回のメロディーの感じとか、〈堂島さんだあ♥〉って(笑)。これをNegiccoで歌えるんだってワクワクしました」
今月のZOKKONディスク1・2・3・4・5・6・7!
トリオ編成初のシングル“Bring It On Down”を引っ提げて敢行した3人での初ワンマンの模様を収録した実況録音盤。この界隈でライヴCDというのも珍しいですが、COMA-CHIのカヴァー披露もあり、音源とは異なる熱さとラップの迫力を楽しむにはもってこいでしょう。ジャケもかっこいい!
上掲のライヴ盤と同時に出たこちらの一枚は、そのライムベリーのMISAKIと、せのしすたぁのみかが組んだラップ・ユニットのファースト・シングル! ROMANTIC PRODUCTIONが仕立てたスウィンギーなジャズ・ループに浮かんでふわふわ自由に語りを聴かせる可愛さはジャケが示す通りです。
2013年のデビューからメンバー交替を重ねつつ歩んできた現5人組がついに初のアルバムをリリース。現メンバーによる再録も含めて過去6枚のシングルを網羅したベスト盤的な内容になっており、定評がある曲の良さは改めて聴いても明白でしょう。新曲からカヴァーまで盛りだくさんの全17曲!
〈渋谷系ガールズ・ロック・アイドル〉を標榜する彼女たちもメジャー移籍を経て初のアルバムを届けてくれます。PERSONZの本田毅をはじめ、レーベルメイトにあたるFEELFLIP、さらにハシグチカナデリアらも楽曲を提供していて、溢れ返るカラフルなロック・フレイヴァーが熱い!
激動とスタートダッシュの年を締め括るセカンド・シングル。ロック・テイストで疾走感をさらに強化しつつ、良い意味で落ち着きのない変幻アレンジの曲調はデビュー曲を踏襲したもの。歌唱の力強さやギリギリで踏ん張るメッセージの熱さもあって、イメージよりもストレートな仕上がりです。
坂本サトルのプロデュースでコンスタントに良曲を重ねて、これが早くもサード・シングル。表題曲は心温まるような寒い季節のラヴソングで、言わずもがなDorothy Little Happyの“Winter Blossom ~冬の桜~”あたりも連想させる文句ナシの名曲! カップリングも相変わらず上質です。
I'S9のメンバーとしても活躍するmiyuがソロ・デビュー・シングルを発表。アコギを抱えたジャケの印象と曲調は異なりますが、サウンド・プロデュースをHARUKI(CandyBox)が手掛けたポジティヴなナンバーと伸びやかで繊細な歌声が生むラヴソングは聴き手を選ばないはず。注目です!














