EP『3』を挿んだ3年半ぶりの3作目は、2024年に第一子を授かった彼女がその妊娠中と産後の期間に制作したもの。とにかく自分にとって心地良いものを作りたかったそうで、盟友マスタードの全曲プロデュースにてゲストを迎えずに歌った、親密で内密なアルバムに仕上がっている。キアヌ・ビーツも関わった“100”のソウル・サンプルや“Tell Her”でのデスチャのオマージュなど耳を惹く部分もありつつ、ベースとなるのは成熟と一貫性を伴ったオーセンティックなR&B作品で、彼女自身の考える〈エラ・メイらしさ〉が100%出たであろう内容。最初は地味かもしれないが聴くほどに良くなるタイプの一枚だ。
エラ・メイ(Ella Mai)『Do You Still Love Me?』妊娠中と産後に制作、成熟したオーセンティックで親密なR&B作品