NY在住のコンシャスなガーナ系ラッパーから、ジャカルタ契約後の3作目が届いた。今回もブルックリンの盟友オプティックスと組み、大陸的な生音使いと都会の雑踏感を野太いラップで結ぶ説得力はさらに堂々たるものに。レーベルメイトのアイアムノーバディが手掛けた“Shine”など、リズミックな中毒性を燻した曲もいい感じだ。ホーンのアーシーな響きと共にアフロ色を濃くしていくアルバム後半の折衷ぶりが聴きどころ。