2000年代に活動していたNYのジャム・ヒップホップ・バンド、P.I.C.のラッパー兼トランぺッターだったスールーによる初ソロ作。歌、ラップ、演奏からトラックメイクまですべて一人でこなした仮想バンド・プロジェクトであり、40年代~70年代までのエッセンスを借用して、レトロなジャジー・ソウルやヒップホップとして趣味良くまとめた器用さが光る作品だ。優男風のテナー・ヴォーカルも上々。