大分発の3ピース・バンドによる7曲入りのミニ・アルバム。実直なロックンロールを掻き鳴らすアンサンブル上で、歌心を押し出したヤマグチユウモリのソウルフルなヴォーカルも鮮烈に響く。モノトーンな印象の衝動に任せた一本気な音色は、胸の奥深くで広がりを増す。繰り返しのフレーズがクセになる“ZERO”、吐息の如きセクシーなファルセットが印象的な“SUMMER PIXY LADY”には特に引き込まれてしまう。