移籍第1弾EPは、厚みのある音塊がよりロマンティックに胸に迫る“メリールー”の再録版や、拳の突き上がるフロアが目に浮かぶ“ドレミ・ゴー”など、現場で叩き上げまくってきた熱量の高いバンド・サウンドもさることながら、フロントマン・ヤマグチユウモリの歌声やメロディーを存分に堪能できる仕上がりに。降りしきる雨と募る喪失感を、憂いのある声で紡がれていくミディアム“相合傘”が、とにかく沁みる。