このファースト・アルバムに冠した通りの〈ネオ・チンピラ〉を標榜して話題を集めてきた関西の兄弟デュオ。ダウナーなトラップとパンキッシュなロック要素が気ままに入り交じる意匠は海外のエモ・ラップに直結した感じで、そこに彼ら独自の毒々しい美意識が咲き乱れている。盟友のB.D.Oや海外勢も含めて豪華な制作陣が揃うなか、3曲を担当したLil'Yukichiは流石の手捌き。Weny DacilloやCz TIGER、Lisky.Sの客演も光る。