チャレンジのきっかけになったふくろうずの外仕事たち

 ふくろうずがCM用に書き下ろした木村カエラの“LOVELY”は、パワー・ポップ風のコンパクトでキャッチーなナンバー。木村と内田では声のトーンこそ異なるものの、シンプルに恋心を描いた木村の歌詞は、内田が書いたと言われても信じてしまいそう。また、LAMAとの共演などで親交のあったKoji Nakamuraの初作『Masterpeace』では、“DAISY”と“TWILIGHT GIRL”で内田が詞を担当。少ない言葉数で〈愛〉を綴る“DAISY”はスーパーカー風、内田がコーラスでも参加し、〈ラストダンスを踊ろBABY〉と歌う“TWILIGHT GIRL”はふくろうず寄りといったところか。そして、今年リリースのトリビュート盤に提供したthe pillowsの代表曲“ハイブリッド レインボウ”のカヴァーでは、シンセをアクセントに使いつつ、内田があのメロディーをエモーショナルに歌い上げている。

 

▼関連作品

左から、木村カエラのベスト盤『10years』(コロムビア)、Koji Nakamuraの2014年作『Masterpeace』(キューン)、the pillowsの2014年のトリビュート盤『ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-』(avex trax)

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