90年代からスモッグ名義で活動し、ジム・オルークやジョン・マッケンタイアとの共演歴もある米シルヴァースプリング出身の自作自演歌手。過去のソロ作同様、ドラッグ・シティからリリースされた最新作はいかにも彼らしいフォーキーな音響アメリカーナだが、よりルーツ色とシンプルさを増した部分に新味が感じられる。例えるならシカゴに迷い込んだマーク・ノップラーのよう。トーンの低い激シブの声も変わらず最高。