クラシック畑に育まれ、クロスオーヴァーな支持を獲得した人力ミニマル・トリオの5作目。不穏なインダストリアル・ムードが充満する“Rest”で幕を開け、多種多様な弦楽器でスリリングに展開されるシングル曲“Masse”から、“Echoes”“Encore”といったゲスト・シンガーを起用した歌モノまでを収録。ライヴさながらの緊張感が隅々にまで漲り、ところどころで各々の野心が見え隠れする様は実に清々しい。