レディング出身の4人組による2作目は、フジロックを含む2回の来日公演でもアピールした骨太さを音源化したという印象だ。グルーヴィーな“End Of Wonder”やアンセミックな魅力も持つ“Dark Vision”などダイナミックなリフで聴かせる曲がぐっと増え、〈UKロック〉というよりも〈ブリティッシュ・ロック〉という言葉が相応しいバンドに。憂いを含んだ男臭い声で歌い上げるバラード“All Over Town”も聴きものだ。