〈万歳三唱〉と和のコール&レスポンスを用いた表題曲は、日本のメタル・シーンを背負って立つ男気が炸裂している。そう、約2年半ぶりとなる新作では、冠徹弥の生き様と音楽性をより突き詰めた骨太ナンバーが勢揃い。80年代のパワフルなメタルを背骨にジャズ、レゲエ、歌謡曲のエッセンスをまぶした繊細なアレンジも聴きどころだ。“大人の子守唄”“どないやねん”における哀切な歌心にも魅了される。