オーストラリア出身でバークリー卒業後は「The X Factor」に出演し、現在は台湾で活動するシンガーのアルバムが日本盤化。H.E.R.やダニエル・シーザーに通じる柔らかなフロウを聴かせるが、ブラコンや90年代R&Bのマナーも下地にあるのは輪郭のくっきりした歌唱からも明白で、よくある雰囲気モノに終わらないのが頼もしい。幻惑的で浮遊感のあるインティメイトなトラックも主役の魅力を強烈に際立たせる。ループ必至の心地良さ!
ジュリア・ウー(Julia Wu)『5 am』幻惑的なトラックでR&B経由の柔らかなフロウを聴かせる
