ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri)『愛おしき記憶』コロナ禍で自身を見つめ直し紡いだ甘美でシンフォニックな音世界

2021.04.21

ロマンティックで甘美な響きのサウンド、そして囁くような深みのある低音ヴォイス。イタリアのSSWジョー・バルビエリ2年年振りとなる新作は、そんな彼のキャリア集大成とも言える素晴らしい内容だ。収録されている楽曲は2020年に制作されたもので、コロナ禍において自身を見つめ直しながら書かれたとのこと。交響曲にのめり込んでいたことが関係してか、曲によってオーケストラや弦楽四重奏団、クラリネット四重奏団が参加したシンフォニックなサウンドは、まるで自身の自伝映画のサウンドトラックかのよう。イタリアのジャズ・シーンの実力者たちによる隙のないアンサンブルも聴きどころ。

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