リーダーの楪おうひ、サブリーダーの十叶のんの、めありらすと、ちむら詩文、神狩こはく世會、セツナウイネという6名で構成されるTOKYOてふてふ。ぜんぶ君のせいだ。やKAQRIYOTERROR、星歴13夜らの属するコドモメンタルINC.発からまた新たに登場してきたグループだが、彼女たちはどんな特徴を備えているのだろうか。
「TOKYOてふてふは〈相反〉がキーワードのグループです」(ちむら詩文)。
「歌詞は夢を歌ってるけど絶望もある、そういう相反してる感じがあるんです」(十叶のんの)。
「激しいバンド・サウンドと繊細なピアノの音とか、曲調でも〈相反〉が出てますね。あと、コドモメンタルのなかでいちばんダンスに力を入れてるグループです」(めありらすと)。
昨年12月31日にステージ・デビューし、明けて今年1月に“innocence soar”、2月に“double”を連続で配信。3月13日には東京・Veats SHIBUYAで初のワンマン公演〈1st ONEMAN LIVE~虚歪~〉を開催したばかりだ。デビューからわずかな期間での初ワンマンにおいて、彼女たちはどんなことを感じたのかを訊いてみた。
「ワンマンまでの期間は、ひたすら曲を覚えて振り入れして練習をがんばってました」(楪おうひ)。
「自分たちで振りを作るので、〈すごいじゃん!〉ってお客さんに思ってもらえるようにみんなすごい考えたんです」(十叶)。
「どんな歌い方や踊り方でみなさんに届けたらいいのかって、自分と向き合う時間でもありました」(セツナウイネ)。
「そうやって迎えたライヴ当日は、お客さんがたくさん来てくれてすごく感動でした」(神狩こはく世會)。
「みんなで積み上げてきたものを届けるぞ!っていう気持ちで、ライヴはホントにあっという間でしたね」(めあり)。
「意見を出し合ってぶつかるときもあったけど、全員で固い意志を紡いでる感覚がありました。その成果をワンマンで披露できて嬉しかったです」(ちむら)。
そんななかで完成したのが、熱い魂の漲るファースト・アルバム『impure』。激しさと儚さ、迷いと希望が詰まった収録曲から、メンバーのオススメ曲を挙げてもらった。
「“effect pain spiral”は、人生うまくいくことだけじゃないけど愛を願ってる、って歌詞で、自分もがんばろうって思えるし、お客さんにも〈大丈夫だよ〉って気持ちを込めて歌える曲です」(めあり)。
「“for something”は、絶望してるけど渇望してる、だから歩くんです!……って思える、聴けば聴くほどイイ!って思えるスルメ曲です」(ちむら)。
「和ロック的な“phantom pain”は、ファンの方と一緒に手をヒラヒラさせて一体感が作れる曲です。悩むことも多いけど明日はいい日になってほしいっていう歌詞に共感できます」(十叶)。
「“cry more again”は悲しい歌詞だけど、曲調はゴリゴリで始まって急に綺麗な感じになったり、展開がすごくカッコイイ曲です」(神狩)。
「“rainy milk”は、てふてふ唯一のかわいい曲で、ちょっと悩んでる感じだけど最後は明るい感じになるんです。歌詞のように、私もライヴでファンの皆さんに〈大好き!〉って言いたいです(笑)」(セツナ)。
「“cross”は自分も振付けに携わったり、歌のキーがすごく高かったり、すごく思い入れのある曲です。歌詞も儚くて、愛を懇願してる感じが胸にグッときます」(楪)。
そんな一枚を携え、5月から6月にかけては全国6会場を巡る〈ephemeral tour〉を開催。エモーショナルなアイドルとして、彼女たちはさらなる高みをめざしていく。
「TOKYOてふてふは始まったばかりでまだまだなところもいっぱいあるけど、ひとつひとつのライヴを大切にして確実に成長して、どんどん大きなグループになっていきたいです。みんなで意見を出し合ってもっといいグループにしていきたいし、たくさんの皆さんから愛されるグループになりたいです」(楪)。
TOKYOてふてふ
楪おうひ、十叶のんの、めありらすと、ちむら詩文、神狩こはく世會、セツナウイネから成る6人組アイドル・ユニット。2020年8月より開催されたコドモメンタルINC.のメンバー募集オーディションを受けて結成され、同年12月31日のイヴェント〈こどもめんたる~はっぴょうの拾陸~年越しSP〉にて、7人組としてお披露目。今年に入って、1月にデビュー・シングル“innocence soar”を、2月に“double”を連続で配信リリースする。3月に逢琉参が脱退して現在の編成となり、初の単独公演〈1st ONEMAN LIVE~虚歪~〉を開催。5月より初の全国ツアー〈ephemeral tour〉も控えるなか、4月28日にファースト・アルバム『impure』(コドモメンタルINC.)をリリースする。