マック・デマルコっぽいベッドルーム路線で来たかと思えば、シティ・ポップ愛を打ち出した“Everybody’s Gonna Love Somebody”では全方位的ポップネスを提示するなど、作品ごとに期待値を軽く上回ってくるUKの新逸材。松下誠や濱田金吾からの影響を公言するこの新EPにも前述の曲をはじめ、80sエレポップや90sヒップホップなどさまざまな意匠を凝らしながら自由気ままに音楽と戯れる姿が見える。正味な話、期待しか湧かん。