京都在住、TikTokで話題の宅録シンガー・ソングライターによる初の全国流通ミニ・アルバム。アナログ・シンセとギターの併用で編んだローファイ・サウンドと、ときにラップも交えた歌唱にスタイルを限定しない彼女の思想が表われていて、“サマータイトル618”では掻き鳴らされる轟音のなかで焦燥的に叫んだりと、本能の赴くままに生きたい人なのが伝わってくる。現実から離れられるファンタジックな世界観もいい。