コンポーザーのニシハラによるソロ・プロジェクトのファースト・アルバムは、UKプロジェクトの新レーベルから。ウィーザー~初期のアジカンに通じる〈泣き虫ギター・ポップ〉を根底に感じさせつつ、ドラムス経由のサーフ/トロピカル度強めな曲たちはどれも強烈にキャッチー。なおかつ、それをサポート・ヴォーカルの紺野メイが歌うことで、時流の〈ボカロP+女性シンガー〉とも感覚をシェアしていて、このバランス感は実に稀有。