映画「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」ポン・ジュノも絶賛の中国人監督ビー・ガンが生み出す夢幻の映像体験

2021.11.04

「パラサイト」監督ポン・ジュノをして「この先20年間の映画界を牽引する監督の一人」と言わしめた1989年生まれの中国の映画作家ビー・ガン。低予算で製作されたデビュー作「凱里ブルース」が各国の映画祭で評判を呼び、一躍映画祭のスター監督となっての待望の2作目が本作だ。父親の死を契機に故郷凱里に帰って来た主人公の男が、自分を捨てた母、亡き親友、かつて愛した女の記憶と共に街を彷徨する。その彷徨に寄り添う観客は最後、主人公の夢の世界へと辿り着くこととなる。この後半60分の驚異のワンカット長廻し(更に劇場公開時はこの後半から3Dになる!)が、浮遊感に満ちた夢幻の映像体験で圧巻の一言。

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