フィッシュマンズやLittle Tempoをはじめ、KODAMA & The Dub Station BandやOKI DUB AINU BANDなどさまざまなバンド活動で知られ、今年ソロ・デビュー20周年を迎えた日本屈指のレゲエ鍵盤奏者、HAKASE-SUN。名うてのプレイヤーを従えた6年ぶりの新作も、口どけのよいサウンドとスマートなプレイが光る一作となった。スカやロックステディ、ラヴァーズにポップなチューンなどなど、オールラウンダーな鍵盤捌きが心地良く耳を撫でていく。そのプレイがいっそう輝く“Darling Street Shuffle”や、“Ska Gloriouso ~ ARARAGAMA SKA”の鉄壁のアンサンブル、哀愁の調べが胸に響く“Peace Y’all”などに加え、こだま和文との共演やARIWAとの歌モノも収録し、70分強を飽きさせない。